[読解] 名前の秘密 #千與千尋 #吉卜力 #ジブリ #漫畫日語
ジブリの名映画「千と千尋の神隠し」でのメインセリフ:「名前をなくしちゃだめだ。ちゃんと家に戻る道を把握しろ。」そのメッセージとはなんだろう。
「千(せん)」と「千尋(ちひろ)」とは、ある少女千尋は両親と引越しの途中、家族で道に迷い、不思議な国にさまよった。とてつもない大きな温泉屋で働き、たくさんの友達に出会い、その誠実な心は悪い魔法使いの婆さんも動かした。もちろん、白の存在は大きい。「白(はく)」とは本名は「白龍(はくりゅう)」、元の形は龍なのだが、魔法の修行のため、悪い魔女の弟子入りをし、元の姿をなくしていた。
この世界で千が最初に言われたこと:「名前を教えちゃだめだ。帰る道のため」。その名前とは本名の「千尋」のことである。「千」とは名前の「千尋(ちひろ)」から授かれた名前だ、この世界で通す偽名みたいなものである。
名前というものは勝手に呼ぶことはできない。親は生まれる子供に名前をつける。しかし小さい子供は世界の複雑さを知らない。名前を呼ばれた人のことだけを聞く。そこで親は本当の名前のほか必ず愛称をつける。ただ一つの親と子供の間の秘密として。親は公的には子供を愛称で呼ぶ。そしたら悪魔は子供の本名を知らない。そのことで親は初めて我が子を守れる。
恋人同士の中にも愛称がある。その愛称はとても照れくさいものもあるが、愛情の表現と言えるだろう。そのほか、詩人はペンメームを使う。本名を隠すと言うよりは、自分が何が好きか、あるいは自己主張という自我アイデンティティーそのものである。
その掟の守った千尋は自分の両親を見つけだした。そして白の名前を戻した。「饒速水小白主(にぎはやみこはくぬし)」、琥珀の川の川主である。幼い千尋は川に落ち、白に助けられた。
温泉の国でまた出会い、そして別れる。
でも、本当の名前を知った二人は、いつかどこかで会う約束を、もうとっくにしていたのだ。